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日本将棋連盟の故米長先生は、インターネットで自身の対局を放映したり、独特な発言が話題を呼んだりと、実にユニークな人でした。もちろん、将棋の棋力も確かなもので、５０歳を過ぎてから将棋界の最高峰のタイトルである、名人を取るなど、常に将棋界をリードする存在であったことは間違いない人です。
将棋ファンにとって米長前会長はその人柄や、独創的な価値には多くの共感する部分があったことは間違いないでしょう。これまでも、米長会長の独創的な将棋への感性を評価する人も多かったでしょうが、亡くなってからより、多くのファンにおしまれる存在であることは間違いないでしょうか。
将棋界は、現在、羽生先生や渡辺先生の全盛期です。将棋はもちろん、実力あってこそ、多くのファンに愛されることは間違いないですが、それまでにどのような魅力的な対局をしたかということも、大きな要素になることは間違いないはずです。
プロの将棋ではあまり見られない将棋の戦法に「右四間戦法」というのがあります。これは飛車を右四間に振るという戦い方で、この方法を取ることによって、右四間に飛車、角、銀、桂を集中させて、一点突破を狙うという方法です。実際にこの戦法が決まったときは破壊力は大きなものがありますが、からぶってしまったとき悲惨な作戦負けになってしまうことがデメリットです。
そのため、できる限り戦力を温存して、一気に集中して突破ができるようにしておくことが望ましい戦い方といえます。冷静に対処すれば、必ず勝機は現れるものです。そのチャンスを逃さす、すかさず、相手の弱点を打ち破るこの戦法は、アマチュアには覚えやすいということもあって、非常に人気がある戦い方です。現在はこの戦法に穴熊を組み合わせて戦う方法は、かなり勝率がよく、実践例としてプロにも採用されているほどです。
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